赤ちゃんが生まれた後、お母さんのお腹にあらわれるのが妊娠線。
実に多くのお母さんが産後の妊娠線に悩んでいることと思いますが、妊娠中からしっかりとケアすることで、妊娠線ができるのを予防することができてしまいます。
この記事のもくじ
妊娠線とは?
まず妊娠線について知っておいてほしいことをまとめました。原因をしっかり知った上で対策を考えていきましょう。
妊娠線ができるメカニズム
赤ちゃんがお腹の中で大きくなるに連れて、お母さんのお腹も徐々に大きくなっていきます。その急激な変化に皮膚がついていけずにできてしまう、縦にひび割れたような赤紫色の線が、一般的に「妊娠線」と呼ばれるものです。
しかし妊娠線のでき方には個人差があり、お腹の真ん中、ちょうどおヘソの上を通過するように真っ直ぐな線ができる人や、数本の線があらわれる人、お腹以外のヒップや太ももにできる人など様々です。
私たち人間の皮膚は肌表面から表皮・真皮・皮下組織の3層に分かれており、一番下の皮下組織の中に脂肪細胞があります。
参考:花王株式会社 スキンケアナビ 肌の構造と働き 皮下組織の構造と働き
この脂肪細胞が妊娠とともに大きくなると、表面の表皮はある程度柔軟にのびますが、奥の真皮や皮下組織はそのペースについていけず時に断裂してしまいます。
そしてこの断裂したところから毛細血管が透けて見え、赤紫色の線があらわれます。
そのため妊娠線ができないよう、妊娠中から予防することが重要になります。
妊娠線は誰もができるもの?
妊娠線は、約7割の妊婦さんにあらわれるといわれています。実に半数以上の妊婦さんが妊娠線を経験しますが、残りの3割の妊婦さんは妊娠線がでないまま出産を終えるのも事実です。
上記の動画では美容外科の先生が「大体の方が妊娠9ヶ月目に妊娠線ができる」と言われている為、その期間より前から妊娠線の予防対策をしておく必要があるようですね。
実は妊娠線は、できやすい妊婦さんとできにくい妊婦さんがいます。では、妊娠線ができやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。
①妊娠中の体重増加が多い
妊娠中の体重増加が多ければ、その分脂肪細胞が膨らみ真皮や皮下組織の断裂に繋がるので妊娠線ができやすくなってしまいます。だいたい体重増加が12キロを過ぎると、妊娠線のあらわれる確率が上がるという統計があるそうです。
現在は必要以上に体重を増やさないように指導する産婦人科も多いため、母体や赤ちゃんに負担にならない程度の適度な運動や、栄養バランスの整った食事を目指しましょう。
②アトピー体質
アトピー性皮膚炎に処方されることの多いステロイドは、肌の弾力を弱めてしまうという副作用があります。肌の弾力が失われているということは、肌が元に戻ろうとする力が弱まっているということなので断裂が生じやすくなってしまいます。
③元々が小柄で痩せている
小柄な方はその分皮膚の面積も少ないですが、赤ちゃんの大きさ=お腹の大きさは変わらないため、お腹の皮膚が普通体型の人よりも引き伸ばされてしまいます。
④乾燥肌
潤った肌がやわらかく柔軟性に富むのに対し、乾燥肌は皮膚が伸びにくく断裂が起こりやすいので、妊娠線ができやすい方が多いようです。
⑤経産婦の方
一度出産を経験した方は子宮が柔軟で、お腹が急激に大きくなりやすいことが多いようです。そのためその急激な変化に皮膚がついていけず、妊娠線が生じやすくなってしまいます。
⑥高齢妊娠の方
年齢を重ねるとともに肌の弾力は失われてしまうものですアトピー性皮膚炎の方の項でもご説明したように、弾力の失われている肌の真皮は断裂が生じやすくなってしまっています。
妊娠線の予防方法
体重の変化がゆるやかであれば、その分お腹の皮膚が引き伸ばされるペースもゆっくりになるため、皮膚が身体に馴染みつつ広がり断裂が生じにくくなります。
体重の変化をゆるやかにする生活を心がける
最近では妊娠に伴う糖尿病や高血圧を防止するため、体重の増えすぎを制限する病院が増えています。担当のお医者さんと相談しながら、出産を迎えるまでにベストな体重増加のペースを守るようにしましょう。
前述のように12キロ以上の増加は妊娠線のリスクが高まるため、事前にお医者さんに妊娠線を予防したい!という旨を伝えておくと良いかもしれません。
妊娠中、体重キープに効果的な運動としてウォーキングがあげられます。ウォーキングは自分のペースで歩くことができますし、母体への負担も少ないので無理なく続けることができます。また、極力栄養バランスの良い食事を心がけることも大切です。
ただし、必ずかかりつけの医師に相談のした上でどのような運動をするか決断したほうが良いと思います。
妊娠中は特定の栄養素が必要であったり、欠乏してしまったりとなかなか上手くメニューを組み立てることが難しいかも知れませんが、お腹の中の赤ちゃんのためにも、出産の日に備え体力を衰えさせないようにするためにも、できる範囲で様々な栄養素をまんべんなく摂取するようにしましょう。
肌をしっかりと保湿する
妊娠線を予防するには肌を潤った状態に保つことが大切です。たっぷりと潤った肌は弾力があり、柔らかく皮膚の伸びも良いので肌の断裂を防ぐことができます。
また、ただ保湿クリームをぬるだけではなく、並行してマッサージを行うことでより肌をやわらかくすることができます。その際、大きなお腹にも塗りやすいような伸びのよいテクスチャーのクリームを選ぶようにするとさらに良いでしょう。
妊娠線の対策におすすめの保湿クリームランキング
それでは実際に、多くの妊婦さんが高い評価を受けている、妊娠線の対策におすすめの保湿クリームをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
1位 For fam(フォーファム)ボディークリーム
https://kakunouko.info/hoshitucreamranking/for-fam
大容量で大きなお腹にもたっぷりと使用することができる、妊娠線予防クリーム。余計なものは一切加えない製法で妊娠中の不安定なお肌にも安心して使うことができます。
また、無香料のこちらは様々な「におい」に対して敏感になってしまう妊婦さんにぴったりです。
2位 ベルタマザークリーム
https://kakunouko.info/hoshitucreamranking/mozakuri
肌に潤いを届ける5種のオーガニック成分やアンチエイジング成分の代表コエンザイムQ10を配合し、同時に葉酸やアミノ酸・ビタミンによって肌を健やかに整えます。
ヒアルロン酸・プラセンタ・コラーゲンといった代表的な保湿成分をすべて配合しているので、すみずみまで潤ったやわらかい肌に導くことができます。
3位 ストレッチマークリーム(AFC)
https://kakunouko.info/hoshitucreamranking/sutoretima
女性に不足しがちな栄養素である葉酸ですが、最近では意識して摂取しているお母さんたちが増えてきています。
その葉酸をたっぷりと配合し、肌の「めぐり」の力を整え柔軟な肌へと導きます。また、べたつかないさらりとしたテクスチャーで、日中も気兼ねなく使用することができます。
すでにできてしまった妊娠線への対処
肌の奥深くの真皮の断裂により生じてしまう妊娠線は、一度できてしまうと完全に消えるのは非常に困難です。しかし、正しいボディーケアを継続して行うことで、徐々に妊娠線を薄くすることができます。
手術やレーザーという手段もありますが、実際におうちでのケアで既にできてしまった妊娠線を消すことに成功したという方も多数いらっしゃいますので、諦めずに根気よく続けていきましょう。
アフターボディ トリートメントクリーム(NOCOR)
https://kakunouko.info/hoshitucreamranking/nocoa
妊娠線や肥満による肉割れに効果的な保湿クリームです。従来の200倍もの浸透力を誇るビタミンCを配合し、お肌の本来持つ機能を高めてくれます。
また、100%ナチュラルな成分で構成されたこちらは、産後のデリケートなお肌にもぴったりです。
妊娠線予防のまとめ
妊娠線は、急激なお腹のふくらみについていけなくなった皮膚の断裂によって生じます。妊娠線を防止するためには、体重の増加とそれにともない皮膚が伸びるペースをゆるやかに保ち、なおかつ断裂の起こりにくいやわらかく弾力のある肌を目指し、しっかりとした保湿ケアを行うことが重要です。
保湿は気になる部位だけではなく顔、全身すべての肌にもしっかりと保湿クリームでケアして上げる必要があります。体全部の美肌や若さを保つためにも他の気になる部位や問題も解決していきましょう。