強いかゆみを伴うアトピーはついついかきむしってしまうため、大人になって炎症がおさまったあとも痕が残ってしまい、肌がデコボコとしてしまうので悩んでいる方はたくさんいらっしゃいますよね。
また、大人になってからも炎症がおさまらない、または季節や体調の変化によって一時的に炎症が再発するという方もいらっしゃいます。
アトピー肌なので市販のクリームの中からどれを選べば良いのか分からない・・・とお悩みの方でも安心して使える商品のみをピックアップしていますので、ぜひ参考になさってみてください!
この記事のもくじ
アトピーの原因
そもそもアトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、体内に侵入した異物(アレルゲン)に対する過剰な反応により、強いかゆみを伴う炎症や湿疹ができる病気です。元々アレルギー反応を起こしやすい体質の人に多くみられます。
ご家族にアトピー性皮膚炎や喘息、花粉症や食物アレルギーの方がいらっしゃる場合は、その体質を受け継いでご自身もアレルギーを起こしやすい体質になる可能性が高まります。
必ずしも遺伝するものではありませんが、身内にアレルギーを持った方がいらっしゃる場合、幼少期のお子さんには特に注意を払ってあげると良いかもしれません。
アトピー性の湿疹には赤みがあり、ひっかくと液体が出る、長い間炎症が続くと治っても痕が残りその痕がごわごわとしている、首周りや汗のたまりやすい部位にできやすいといった特徴があります。
また、ご自身がアトピー性皮膚炎で悩まれている場合も信頼できる皮膚科医に診てもらうことで症状が改善したり、痕が残りにくくなる可能性が高まります。軽微な症状でもぜひお一人で悩まずに、評判の良い皮膚科を受診することをおすすめします。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピーの炎症がアレルギー反応によるものだということはご説明しましたが、アレルギーというと卵アレルギーや小麦アレルギーなど、食べ物関連のアレルギーを思い浮かべる人も多いかも知れません。
しかし、アトピーになる原因でもっとも多いのはハウスダストやダニ、カビに対するアレルギーです。
ハウスダストとは家の中のホコリや塵のことで、空気中を漂いそれを体内に吸い込んでしまうことでアレルギー反応が起こります。そのためアトピーを予防するためには、まず部屋の中を清潔に保つことが重要です。
また、昨今ではカビに対するアレルギー反応も多く報告されているようです。カビといってもお風呂まわりや食べ物に発生するカビだけではなく、人間の皮膚に存在するピチロスポルムというカビに対してアレルギー反応を起こす例が増えてきています。
本来はマラセチアと呼び別名でピチロスポルムとも言うようです。
このカビは不潔にしているかどうかは関係なく誰の皮膚にも発生するカビで、やはり身体を清潔に保つことである程度の予防が可能ですが、完全に取り払うのは難しいとされています。
食べ物に関するアレルギーも、もちろんアトピー性皮膚炎を引き起こす原因になり得ます。卵や麦だけではなく、乳製品や大豆、米もアレルゲンとなり、特に小さなお子さんの場合はこれらの食べ物によるアレルギー反応を起こしやすいとされています。
参考:食品別のアレルギー豆知識
それは、3歳くらいまでのお子さんは消化器官の発達がまだ未成熟なため、アレルゲンとなる食べ物に大人よりも陽性反応を示しやすいためと考えられています。逆に3歳を過ぎると食べ物によるアレルギーの発症はほとんど報告されなくなり、消化器官の発達した大人の多くはそれらの食べ物によりアレルギー反応を起こすことはありません。
そのためやはり身近な部分で、部屋の掃除をこまめに行う、赤ちゃんに与える食べ物には気を使うなどの対策をとることがおすすめです。
アトピーと乾燥肌の違いとは
肌がカサカサする、ひどくなるとかゆみを伴うといった乾燥性敏感肌の症状は、実はアトピー性皮膚炎の初期症状にとてもよく似ています。実際に通常の乾燥肌向けのスキンケアをしていたら一向に改善しないので皮膚科を受診したところ、アトピー性皮膚炎だったという話もよく耳にします。
では、アトピーと乾燥性敏感肌を見分けるにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
進行した乾燥肌がかゆみを伴うのは、肌をホコリや塵といった外部刺激から守るための“バリア機能”が乾燥により低下するためで、これにより外からの刺激に敏感になった肌はかゆみや炎症などの肌トラブルを起こすことになります。
一方でアトピー性皮膚炎は前述のアレルゲンが体内に侵入し、本人のアレルギー体質により皮膚にかゆみを伴う湿疹があらわれます。乾燥肌の場合は主に首から上にかゆみや炎症が集中しますが、アトピーの場合は全身に症状が及ぶといった特徴があります。
また、先ほどもご説明した通り大人でもいきなりアトピー性皮膚炎を発症することはあり得ます。そのためただの乾燥肌や敏感肌と自己診断せずに、症状がひどい場合はお医者さんを頼るようにしましょう。
アトピー肌を改善するには
アトピー肌を改善するには医療機関における治療や指導ももちろん大切ですが、毎日の自宅でのスキンケアや生活習慣が何よりも重要になっていきます。正しい知識を身に着け、つらいアトピー肌を改善していきましょう。
食生活を見直す
アトピーは肌表面だけではなく体内環境も含んだ体質から引き起こされる症状であるため、食事とも密接な関係があります。
一方で日本に古くから伝わる“和食”は動物性の食品を制限し旬の野菜や穀物を薄い味付けで楽しむといった、人間が元来とっていた食事に非常に近いメニューで、健康維持や体質改善に効果的とされています。
細かく厳格な食事制限はストレスのもとにもなりますので、普段の食事を和食に置き換え、シンプルな食生活に切り替えるのがおすすめです。
リネン周りを清潔に
生活空間を清潔にするのは大前提!
アトピー肌の方は、直接肌に触れるものには特に気を使う必要があります。中でもシーツや枕などのリネン周りは寝ている間にかいた汗を吸い込んで雑菌が繁殖しやすいため、面倒でも頻繁に洗濯することをおすすめします。
肌をいたわりながら清潔に保つ
肌を清潔に保つことはアトピーの改善や予防になりますし、かゆみを軽減することにも繋がります。アトピー肌の方は極力刺激の少ない石鹸を選び、なるべくスポンジ等は使わずに手で洗うようにしましょう。
また、アトピー肌には乾燥が大敵です。お風呂上がりの肌は急速に乾燥していきますので、すぐに処方されている塗り薬を塗ったり、保湿ケアを行うようにしましょう。
刺激の強い物を極力避ける
アトピーを改善するには皮膚への刺激を極力カットすることが大切です。肌に触れる衣服やシーツにはやわらかい素材のものを選ぶのはもちろんのこと、
- 「洗濯洗剤が残らないようによくすすぐ」
- 「毛先が肌に触れないよう長い髪はまとめる」
- 「化粧品は低刺激のものを選ぶ」
- 「アクセサリー類を極力控える」
といった配慮が必要です。
アトピー肌と保湿の重要性
アトピーに保湿はなぜ有効なのでしょうか?
アトピー肌の方は元々の体質に加えて、肌の乾燥により前述のバリア機能が衰えることによって肌が異物や刺激に非常に弱く炎症を起こしやすい状態です。アトピーの肌はセラミドという肌の潤い成分が通常よりも少なくなっています。
小林製薬:https://kakunouko.info/hoshitucreamranking/hifmid
このセラミドはバリア機能を正常に保つのに大きな役割をはたしていますので、アトピーによるかゆみや炎症を予防するためにも、足りない分の潤い成分を外から補い、しっかりと保湿ケアをしてあげることが重要になっていきます。
アトピーを防ぐために
また、保湿はアトピー性皮膚炎の予防にも大きな効果をもたらすことが分かっています。保湿は前述の通りバリア機能を高めることに直接繋がりますので、アレルギー体質を持っていても皮膚炎を引き起こすリスクをぐんと下げてくれるのです。
このように保湿はアトピー性皮膚炎の改善や予防とは切っても切れない関係にあるのです。
アトピー肌におすすめの保湿クリーム
アトピー肌に保湿ケアがとても重要なのはご説明した通りですが、アトピーの方は直接肌につけるスキンケア製品には特に気を配らなければならないので、いざ保湿クリームを選ぼうにもどれを選べば間違いがないのか悩んでしまうことと思います。
アトピーの方にとって、何よりも大切なのは肌への刺激が少ないことです。そのためまずは低刺激、無添加といった特徴をかかげている商品の中から自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
前述のバリア機能を高めるセラミドが配合されているものも、かゆみや炎症の根本的な改善に繋がりますので配合されている成分をよくチェックしてみるようにしましょう。
おすすめの保湿クリーム3選
それでは実際にアトピー肌の方におすすめできる保湿クリームをご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのはネットやクチコミで評判の良い商品ばかりですが、実際に使用される際には肌の一部でパッチテストを行い、炎症が起きないかどうかチェックしてから全身にお使いになられることをおすすめします!また、皮膚科を受診されている方は担当の医師に相談の上で商品を選ぶようにしましょう。
アトピスマイルクリーム
医薬部外品の認定を受けた、有効成分ライスパワーエキスNo.11をたっぷりと配合した保湿クリーム。ステロイド、カゼイン不使用。
ステロイドに関しては治療方針によって是非が分かれますので医師にご相談を!しかしステロイドをなるべく避けたいという方にとっては、非常に安心してお使いいただける商品です。
以前はかゆみがひどくて寝ている間にかきむしってしまうこともありましたが、これを使うようになってからかゆみが減ってそういうこともなくなりました!
ちょうど今湿疹ができているのでそこを中心に塗ってみましたが、刺激は全く感じずかゆみもおこりませんでした。
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肌潤ローション
アレルギーテスト済みでアトピーの方でも安心。セラミド配合でお肌のバリア機能を根本から高めてくれるので今まで何をしてもだめだったという方にこそお使いいただきたい商品です。ゴワゴワした肌やガサガサした肌もしっとりなめらかに整えてくれます。保湿クリームというよりは保湿ローションに近いので、乾燥が特にひどい方はその他の保湿クリームとの併用がおすすめです。
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アクアゲルマジェル
無添加でオイルフリーなのに肌が潤ってぷるぷるになります。ひどい乾燥肌の方でも肌がしっとりと落ち着いて、炎症を起こしていない部位であればヒリヒリとした感覚もなく安心して使用することができます。バリア機能を高める働きをする潤い成分を惜しげもなく使い、強く美しい肌へと導いてくれます。
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赤ちゃんに使用するならもっと低刺激な保湿クリーム
生後間もない赤ちゃんや乳幼児の場合は、さらに低刺激でオーガニックの製品が望ましいです。
赤ちゃんの皮膚は成人と比べると半分以下の皮膚になっているため、保湿クリームにより荒れてしうまう恐れも考えられます。
下記では赤ちゃんにおすすめできる保湿クリームの紹介や赤ちゃんの肌がどんな特徴を持っているのかを解説しています。↓
アトピーと保湿の関係まとめ
アトピーは元々のアレルギー体質と乾燥によるバリア機能の低下により、皮膚にかゆみを伴う湿疹や炎症ができてしまう病気です。体質を改善するためには食生活や生活習慣を見直すことも必要ですが、肌をしっかりと保湿しバリア機能の低下を補ってあげることが大切です。
アトピーは1度発症してしまうとかゆみに耐えなければならないつらい病気ですが、適切な治療とケアによって快適な生活が送れている方もたくさんいらっしゃいます!ぜひ諦めずに正しい生活習慣とスキンケアを続け、症状をこつこつと改善していきましょう。