ふと気づいたらできているニキビ。一刻も早く治したい!と誰もが思うのではないでしょうか。
ニキビができている時は、なるべくニキビを刺激しないような低刺激のスキンケアを心がけますよね。また、油分が少ないものを使用しているという方も多く、ニキビができている時には乳液や保湿クリームを使用しないという方もいらっしゃると思います。
この記事のもくじ
ニキビの状態をまず知ろう
そもそもニキビの原因は毛穴の中につまった皮脂です。
一口にニキビと言っても、その進行度合いによって呼び方が変わってきます。
白ニキビ
ニキビの初期段階で、毛穴につまった皮脂がどんどんと大きくなり塊となって周囲がもりあがっている状態のことを指します。
実はこの段階ではまだ炎症を起こしておらず、ニキビ跡にもなりづらいのです。そのため適切な処置をすれば綺麗に治すことができます。
もしも白く浮き出ている初期の状況なら後にならないのでこの状況はまだチャンスと言えます。
黄ニキビ
白ニキビが進行して炎症を起こしてしまった状態です。毛穴につまった皮脂を栄養源として肌の常在菌であるアクネ菌の動きが活発となり、その結果炎症が起こります。
アクネ菌自体は人間の肌にほぼ100%の割合で住んでいる善玉菌で、肌を健やかに保つためには必要不可欠な菌です。
そのため、あまり皮脂という栄養源を与えすぎず上手く付き合っていく必要があります。
赤ニキビ
赤ニキビがさらに進行し、膿をもってしまった状態です。ここまで症状が進行してしまうとニキビが完治しても跡が残りやすくなってしまいます。
ニキビに関しては早めの段階で適切な処置をすることが大切です。
この状況まで来るとご自身での判断よりは一度皮膚科への相談など的確な対処が必要になってきます。
ニキビ肌に対する正しいスキンケア
ニキビができている時のスキンケアについて、「なるべく油分の少ないものを使用する」という認識を持っている方もいらっしゃるかと思います。
確かにニキビの原因は皮脂の過剰分泌なので、肌がべたつくようなスキンケアはあまり良くないと考えてしまうのも当然かと思いますが、実は先述したニキビの原因菌であるアクネ菌は空気のある場所では繁殖することができません。
よってアクネ菌は肌表面には現れず、毛穴の奥深くに住んでいます。
つまりアクネ菌の栄養源となってしまうのも毛穴の奥深くにたまった、肌の内側から分泌された皮脂なのです。そのため肌表面に油分を足すような保湿クリームはニキビの原因にはなり得ないといえます。
皮脂の過剰分泌を招くのはストレスや生活習慣など様々な原因が考えられますが、乾燥もその1つです。よってニキビ肌であっても、しっかりとした保湿を行うことが必要だといえます。
ニキビ予防とする為に気をつけるべき今からできること
ニキビができるメカニズムは皮脂の過剰分泌から起こっています。
先述のようにニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源は、皮脂の過剰分泌により毛穴につまってしまった皮脂です。そのため皮脂の過剰分泌を防げばアクネ菌の増殖をおさえ、肌をニキビのできづらい状態へ導くことができます。
皮脂の過剰分泌やニキビを予防するためには、以下の2点に気を付けることが大切です。
①ストレスレスな生活を送ること
ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなど、不規則な生活を送っていると交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、男性ホルモンの分泌が増加してしまいます。
この男性ホルモンが高まると皮脂を過剰に分泌させる作用を生むため、ニキビを予防するには生活習慣を見直す努力が必要です。
また、油っぽい食事ばかりを摂るのはそういったホルモンバランスを乱すだけではなくそれ自体が皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。
毛穴の汚れを洗い流す
生活習慣に気を付けていても、日常生活を送っていれば皮脂は少なからず分泌されてしまうものです。
そういった皮脂が蓄積されて毛穴のつまりを引き起こしてしまわないように、日々のクレンジング・洗顔はしっかりと行いましょう。
その際、皮脂を取り除こうとするあまり肌を強くこすってしまうのは厳禁です。肌は思っている以上にデリケートなので、たっぷりと泡立てた泡でやさしく円を描くように洗うようにしましょう。
保湿でニキビ予防
乾燥肌は皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。そのためニキビ予防のためにも保湿はとても大切です。
今すぐニキビにもおすすめの保湿クリームをチェック↓
乳液やクリームには確かに一定量の油分が含まれているものが多いのですが、それらの最も大きな役割は肌の潤い成分であるコラーゲンやヒアルロン酸の不足を補充することにあります。
そのため乳液やクリームは肌に油分を補充するものではなく、肌の潤い成分を補給し、肌表面の水分の蒸発を防ぐ役割をするものなのです。
保湿が十分でないと、肌のターンオーバーが乱れてしまいますし、さらなる皮脂の分泌に繋がることも考えられます。そのためどのような肌状態の方でも、必ず“保湿”はするように心がけましょう。
ニキビ肌でも使えるおすすめの保湿クリーム
それでは、実際にニキビ肌でも使用できるおすすめの保湿クリームをご紹介していきます。
実際に保湿クリーム含め総合的にニキビに予防のスキンケアに関しても「試しに使ってみないと肌に合うのか」が最も重要視しなければいけないポイントです。
その為、ここでは一度お試し出来るように保湿クリームを含め、洗顔料、化粧水、美容液or乳液も含め格安でライン使い出来るお試し版を集めています。
ビーグレン
医学会が認定するニキビの根本となる毛穴からしっかりとケアを働きかける保湿スキンケアです。アットコスメでも評判が良く、使用した方のリピート率は98%と非常に高い評価を得られています。
ルナメアAC
大人のニキビのために開発されたシリーズで、毛穴の奥底に働きかけニキビ予防をかなえます。サラッとしたテクスチャーで使い心地も良いです。
ラ・ミューテ
ニキビの原因となる女性ホルモンへのアプローチをかけ開発された新しい保湿スキンケア。
ラ・ミューテはニキビには非常に実績の高いスキンケア用品です。@コスメなどでも評判が高いため、私も実際に取り寄せてレビューしています↓
ディセンシア アヤナスASクリーム
肌のすみずみまだ浸透するナノサイズのヒト型セラミド配合で内側からやわらかく潤った肌へと導いてくれます。
実際にディセンシアアヤナスの使用感をレビューしています↓
ノブACアクティブ モイスチュアミルク
ニキビの炎症を促進しないことを保証したノンコメドジェニックテスト済み。ビタミンC誘導体配合でニキビケアをしながら美白効果も期待することができます。
下記に関しては長年多くの人に愛用されている、手軽に購入できる市販の保湿クリームです。
ただし下記の製品だけでは十分にニキビ予防や外的カバーはできないかと思いますので、しっかりとした保湿スキンケア用品と組み合わせると良いかと思います。
オロナイン
日常生活の怪我におなじみのオロナイン。抗炎症作用があり保湿力も十分なので、特にニキビの炎症がひどい時でも安心して使うことができます。
ニベアクリーム
目にする機会の多いニベアクリーム。お子様でも使える肌に優しい成分で肌の水分をのがさず、しっかりと保湿をすることができます。
ニキビ跡と保湿クリーム
ニキビ跡が残ってしまう原因
ニキビが進行し炎症を起こしてしまった状態、いわゆる“赤ニキビ”の状態になってしまうと、ニキビ跡が残ってしまう可能性があります。
ニキビ跡とは簡単にいえば傷跡です。
ニキビとは肌が炎症を起こしている状態で、転んでしまったり、指を切ってしまったりした時にできる傷とまったく同じものです。そのため、それらの傷と同じく時として跡が残ってしまう場合があります。
ニキビ跡を治すには
切ったり転んだりした傷跡も、ちょっとした傷跡ならばほとんどの場合そのうち薄くなり消えていってくれますよね。
これは肌のターンオーバーによって傷跡のついた古い角質がはがれ落ち、新しい肌に生まれ変わるためです。
ターンオーバーとは?
わたしたちの肌はいくつかの層で構成されています。肌表面から表皮・真皮・皮下組織と呼ばれており、さらに表皮は内側から基底層・有棘層・顆粒層・角質層の4層から構成されています。
基底層で生まれた肌細胞はだんだんと角質層に押し上げられ、役割を終えるとはがれ落ちまた新しい肌が生まれてくる、というサイクルを繰り返しています。そのため肌の角質層に怪我をしたりニキビ跡ができてしまっても、肌のターンオーバーが正常であれば自然と治すことができます。
しかしもし、「ニキビ跡もなかなか治らないし、最近身体にできた傷跡も治りにくくなった気がする」という場合、生活習慣の乱れによってターンオーバーが正常に機能していない可能性があります。
肌を健やかな状態に保つためにも、できてしまった傷跡を早く治すためにもターンオーバーを正常に保つような生活を心がけましょう。
保湿でニキビ跡を治す
ターンオーバーは、肌がきちんと保湿された状態であるかどうかにも左右されます。簡単にいってしまえば、ターンオーバーが行われるためには肌に十分な量の水分が必要なのです。
そのため、肌が乾燥している状態ではターンオーバーが乱れニキビ跡も治りにくくなってしまいます。
ここで重要なのが、何度もご説明しているように「油分」ではなく「保湿成分」を肌に補充してあげることです。ニキビ跡を治したい場合、その中でも肌の水分量増加にかかわる“セラミド”という成分が重要になっていきます。
セラミドとは、肌の角質層に存在する保湿成分であり、角質の生まれ変わり(ターンオーバー)を促すためにはこの角質層の水分量が十分であることが重要です。
用語集:セラミドについて
セラミドは加齢によっても減少していってしまいますので、セラミド配合の基礎化粧品などを使い不足分を補ってあげることが大切です。
ニキビ予防と保湿クリームのまとめ
ニキビができている時は少し躊躇してしまいがちな乳液や保湿クリーム。ニキビ肌にとっても保湿はとても大切なことなので、ぜひスキンケアに取り入れていきましょう。