空気が乾燥する季節に手放せなくなるアイテムのひとつが、マスクですよね。
インフルエンザや風邪などを予防できるのはもちろんですが、メイクをするのが面倒な時にすっぴんを隠せるので、女性にとってはとても便利なアイテムです。
ここでは、保湿マスクの特徴やメリットデメリット、より効果を高める使い方やおすすめの人気商品などを詳しくご紹介します。
この記事のもくじ
保湿マスクをつけるとどんなメリットがあるの?
保湿マスク、ぬれマスクと呼ばれる商品にはいろいろなタイプがあります。ですから、これが保湿マスク!という定義は特にないんです。
100枚数百円単位で売っている普通の使い捨てマスクでも、保湿効果が全くないわけではありません。
自分の吐く息にも水分が含まれているので、マスクをつけているとなんとなくのどや肌が潤うのを実感できると思います。
しかし保湿マスクは、それよりもさらに潤いを与える能力が高いマスクなんです。
市販されている保湿マスクの中でも多いのは、マスクの内側にポケットが付いていて、その中に湿ったフィルターを入れて使うタイプです。
出典:https://www.kobayashi.co.jp/seihin/nn_o2/
ぬれマスクという商品名のものは、たいていこのタイプですね。
他にも、マスクの素材自体に保湿効果のある成分が練り込まれている保湿マスクもあります。
ぬれマスクに比べると即効性は低いですが、ムレ過ぎないので顔に汗をかきやすい人におすすめです。
市販されている保湿マスクは、1回きりの使い捨てが多いですが、使い捨てはもったいないという方には、綿やシルクなどの天然素材でできた布製の保湿マスクもあります。
布製だと洗えば何度でも使えるので経済的ですが、シルク100%だと洗濯機で普通に洗ってしまうと型崩れを起こしやすいので、何度も繰り返し使いたい方は綿のマスクが良いでしょう。
保湿マスクってどんな効果が期待できるの?
普通のマスクをつけても風邪やウィルスを予防したり、喉に潤いを与えることはできますよね。
保湿マスクには、それ以外にもさまざまな効果があるんです。
①ぐっすり眠れて朝もスッキリ!
これは保湿マスクの中でも特に、ぬれフィルターを内側のポケットに入れるタイプのもので得られる効果です。
口元にぬれフィルターがあると、自然と鼻で呼吸をするようになります。口よりも鼻の方がより空気を取り込みやすいため、深い睡眠に入りやすくなるんです。
また朝は目覚めがスッキリしますし、口の中に雑菌が繁殖しにくくなるので、朝の口臭や口のねばつきなども軽減できます。
②荒れた唇がプルプルになる
冬は、唇もガサガサになりやすいですよね。リップクリームをこまめに塗りなおしているのに、なかなかガサガサやひび割れが改善しないとお困りの方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、リップクリームをちょっと厚めに塗ってから保湿マスクをつける方法です。
ガサガサの唇に水分と油分がたっぷり供給され、パックしたのと同じような状態になるため、潤いに満ちたプルプルの唇を取り戻すことができます。
③ほうれい線が目立たなくなる
ほうれい線は、加齢だけでなく肌の乾燥によっても起こります。一度ほうれい線が深く刻まれてしまうと、普通のスキンケアだけでは改善するのはほぼ不可能です。
しかし保湿マスクを使えば、完全に消すことが難しいかもしれませんが、多少は目立たなくすることができます。
やり方は、いつも通り化粧水や美容液、保湿クリームなどでスキンケアをした後に保湿マスクをつけるだけです。
真皮層のコラーゲンやエラスチンが増えれば肌がふっくらして、ほうれい線の周りの皮膚にもハリが生まれ、目立たなくなります。
通常のスキンケアだけでは乾燥肌がなかなか改善しないという方は、夜寝る時に保湿マスクをつけるのがおすすめです。
④毛穴が小さくなる
毛穴が開くのは、肌の乾燥も原因の一つです。保湿マスクで肌が潤えば、キメが整い毛穴もキュッと小さくなるのです。
特に空気が乾燥する冬場は肌からも水分が奪われやすいので、大きめのマスクをつけて出来るだけ広い範囲をカバーすると効果的です。
注意!保湿マスクにはデメリットもある!
美肌効果や安眠効果などメリットがたくさんある保湿マスクですが、実はデメリットもいくつかあるんです。
かえって肌荒れがひどくなることもある
保湿マスクをつけると肌が潤うのは確かなんですが、同時に雑菌が繁殖しやすいというリスクもあります。お風呂場も湿気が多いとカビが生えやすくなりますよね。
それと同じで、マスク内が高温多湿になると雑菌が繁殖しやすくなるんです。
雑菌が増えれば、ニキビが出来やすくなったり肌の炎症を引き起こします。
また、マスクが肌と擦れることによって、元々あったニキビや肌荒れがひどくなる場合もあります。
マスクが気になって寝られない&寝ている間に外れやすい
参考:《医師解説》マスクをしたまま寝ることのメリット・デメリット
マスクをつけ慣れていないと、息苦しく感じることがあります。皮膚に当たる感触や耳ひもが気になるという方も多いでしょう。
また睡眠中にマスクが外れてしまい、朝起きたらのどや肌がカラカラになってしまうケースもかなり多くあります。
ぬれフィルターが飛び出して、寝具がびちゃびちゃになってしまったという方もいます。
朝までしっかり装着したい方は、マスクが外れないようにするグッズを買うなどの対策が必要です。
保湿マスクの正しい選び方・使い方が知りたい!
では保湿マスクはどのようなものを選べばデメリットを感じずに使うことができるのでしょうか。
肌触りが優しいものを選ぶ!
肌に刺激を与えてしまうような硬い素材のマスクは避けて、柔らかく肌への摩擦が少ないものを選びましょう。
ただしいくら優しい素材であっても、ニキビがたくさんある人や敏感肌の人には、どうしても刺激が強いです。
使ってみて肌荒れを起こす場合は、保湿マスクの使用を控えた方が良いでしょう。
1日中つけっぱなしはダメ!時々空気の入れ替えをするべし!
長時間保湿マスクを着けたままでいると、内部に雑菌が繁殖しやすくなります。
時々外して空気を入れ替えることによって、菌の繁殖をある程度抑えることができます。
自分の顔の大きさに合ったマスクを選ぶ!
マスクが大きすぎると、すき間から外気が侵入しやすくなるため本来の役割を果たせなくなります。
反対にマスクが小さすぎると、顔が大きく見えてしまう可能性がありますし、面積が小さい分保湿できる皮膚の範囲も狭くなります。
マスクはジャストサイズを選び、すき間が出来ないように肌にしっかり密着させることが大切です。
とはいえ、マスクは購入する前に試着を出来ないことが多いので、最初からまとめ買いはしない方が良いでしょう。
常に清潔なマスクをつける!
マスクは1日使ったらかなり汚れてしまうので、そのまま次の日も使い続けるのは絶対に止めましょう。
布製の保湿マスクを使っている方も、最低1日1回は替えるのがおすすめです。
洗い替え用に2~3枚持っておくと良いですね。
節約志向の方におススメ!保湿マスクを手作りしよう!
使い捨ての保湿マスクを毎日使うとしたら、結構お金がかかりますよね。出来るだけ費用を抑えたい方におすすめなのが、自分で保湿マスクを手作りする方法です。
一番簡単な作り方は、通常の使い捨てマスクの中に湿らせたガーゼを入れる方法です。
ただし、通常のマスクにはポケットがないので、ガーゼが落ちてくる可能性があります。
そのようなリスクをなくすには、ガーゼマスクを濡らして上から使い捨てマスクをかぶせる方法がおすすめです。
ガーゼを湿らせる時は普通の水でもいいですが、ミントなど鼻の通りをよくするハーブオイルを数滴垂らすのもおすすめです。
60枚入りで500円以下で販売しているマスクで十分だと思います。薬局などで販売しているので探してみると良いと思います。
これは絶対使うべき!保湿マスクのおすすめランキングトップ3
実際に保湿マスクとして販売している人気商品をここでは紹介します。
実際の使用感などの利用者の口コミもまとめてみました。
第1位のどぬ~るぬれマスク 立体タイプ(小林製薬)
希望小売価格 400円(税別)
製品の特徴ぬれフィルターのスチーム効果は、およそ10時間持続します。空気中のウィルスや花粉などの99%カットできる高密度フィルターや、耳に負担をかけにくい柔らかなワイドゴムがついています。
柔らかい不織布を使っているため、肌への刺激が少ないのが魅力です。
●旅行で13時間飛行機に乗るため、こちらの商品を購入しました。のどが乾燥することなく、お肌も潤いました。乗ってすぐに使い始めましたが、降りる頃までしっとり感が続きましたし、耳が痛くなることもなかったです。
●寝ている間も呼吸がしやすいので気に入っています。鼻がムレて真っ赤になったりすることもありません。
すき間がなくちょうどよくフィットしているので、朝のどがガラガラになることもありませんでした。ただし、使い捨てなのでコスト面がちょっと気になります。
第2位 潤いシルクのおやすみ濡れマスク
価格 1,282円(Amazon)
製品の特徴
こちらは天然のシルクを使ったマスクで、中のポケットに濡らしたガーゼを収納できます。
マスクは4層構造になっていて、中綿が入っているため、顔にぴったりとフィットして、潤いを逃がしません。
シルクは保湿効果が高く、洗って繰り返し使えるので経済的です。
製品の口コミ●私は空気が乾燥しやすい病院や飛行機などで使っています。使い捨てではなく、洗えるのが気に入っています。耳にかけるひもの長さを調節できます。
乾いてきても濡らせばまた使えますし、洗濯も簡単なのでコスパが最高です。
●長年、国際線の飛行機に乗るたびに乾燥で悩んできましたが、これは今まで使ったどのマスクよりも効果がありました。
中に入れるガーゼがすぐ乾いてしまうのが難点ですが、私はマスク自体を水で湿らせて使っています。
●肌触りがとてもやわらかく、呼吸もしやすくメガネも曇りづらいです。ガーゼを濡らして入れると、翌日のどがかなり楽になるので、風邪をひいた時は手放せません。
ゴムの長さを調節できるのもうれしいポイントです。値段がもう少し安くなったら、もっとたくさん買いたいです。
第3位 メンタームモイストメイクマスク
価格 5枚入り298円(Amazon)
中の部分にスクワランを練り込んだシートを使っています。
空気中に浮かんでいる0.1μmの微粒子や花粉、細菌、ウイルスなどを99%カットできる高性能フィルターは、ここ数年問題になっているPM2.5にも対応しています。
立体的な形で口の周りに空間があるため息苦しさがありませんし、幅が広く柔らかい素材の耳ひもを採用しているため、長時間ストレスなくつけられます。
口の周りに空間があるので、化粧が落ちにくい設計になっています。そして、色がピンクでかわいいのも気に入っています。
●ほかのマスクだと耳の付け根が擦れて痛くなりますが、これは長時間つけていても大丈夫でした。
顔にぴったりフィットするのに、息苦しい感じは全くないです。マスクの中で鼻の下に汗をかかなくて、ムレ過ぎないのがいいです。
しっとり保湿マスクまとめ
ここまで保湿マスクの効果や使い方などをご紹介しました。最後に大事なポイントを短くまとめてみましょう。
- 保湿マスクは、水分を含んだフィルターを内臓するタイプと素材に保湿成分が練り込んであるタイプと、シルクなど布製のタイプなどがある
- ウィルスなどを防いだりのどを潤すだけでなく、安眠や美肌効果も期待できる
- 保湿マスクをつけることで、かえってニキビがひどくなる場合もある
- 自分の顔にフィットした柔らかい素材のものを選び、長時間つけっぱなしや不潔なものを使うのは避けるべし
- コストを抑えたい人は使い捨てではなく、布製か手作りするのがおすすめ
空気が乾燥する秋冬や花粉が飛ぶ春先などはマスクをつける人が多くなりますので、保湿マスクを活用する絶好のチャンスです。
保湿マスクを上手に使って、誰にも知られずに美肌を手に入れましょう。